今年の写真 #TYPAC2016
この記事は 今年の写真 #TYPAC2016 Advent Calendar 2016 の14日目の記事です。
今年も去年と同じCanonの一眼レフのボディはEOS 6DでレンズはEF24-70mm F2.8L II USMで変わらずです。
Canon デジタル一眼レフカメラ EOS 6Dボディ EOS6D
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Canon 標準ズームレンズ EF24-70mm F2.8L II USM フルサイズ対応
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新しい望遠レンズが欲しいと思いつつも、そこまでズームをしないので事足りているのですが、今以上のズームができたら世界が広がるんだろうなぁと思っています。
Canon 望遠ズームレンズ EF70-200mm F2.8L IS II USM フルサイズ対応
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今年の写真
さて、今年の写真は自分が訪れた場所でチョイスしました。
- デンバー
- 鎌倉
- 尾道
の三地点となりました。
デンバー
デンバーで開催された Golang のカンファレンスの GopherCon に参加したときに撮影した写真です。北米の内陸部は土地が広大で、RTD(電車)に乗ってると緩やかな旅のように感じることができました。
鎌倉
鎌倉は瑞泉寺がオススメなので、是非行ってもらいたいです。
夜の段葛は趣があるので、昼に歩くときとはまた違った印象になると思います。
七里ガ浜高校近くの踏切。スラムダンクのオープニングです。
尾道
大林宣彦監督の尾道三部作や、月刊マガジンで連載されている「ぱすてる」の舞台で、いつかは行きたいと思っていたところでした。
映画「ふたり」の電柱です。この場所、見つけ出すのに苦労しました。ちなみに、僕は28歳なので「ふたり」世代ではないです(笑)
ここは漫画「ぱすてる」で出てくる場所です。尾道を散策しているだけで、漫画に出てくる所がたくさんあるので読み込んでから行くと楽しいです。
海龍寺〜浄土寺山〜浄土寺山展望のルートです。浄土寺山からの見晴らしはとても素晴らしいですが、展望台に行くまで若干険しかった記憶が。
また来年
来年はもっと撮影しようかなと!
Vim をあまりカスタマイズしなくなった話
この記事は Vim Advent Calendar 2016 - Qiita の11日目の記事です。
社内ではVimハラスメントが横行していますが、私自身のVimは毎朝やる最新版ビルドを除いてカスタマイズすることがほぼ無くなりました。 元からハードにカスタマイズはしておらず、 ctrlp あれば十分だなという感じで、たまに .vimrc をいじるのは新しい言語を試すときにシンタックスのプラグインを導入するくらいです。
さて、そんなVimmerの私が「これだけおさえていれば充分」という基本機能を紹介します。
ちなみに、 ctrlp の記事を4年前の Vim Advent Calendar で書いています。
バッファ
Vimにはバッファという機能があり、開いたファイルをVim上で管理されています。バッファを確認するには :buffers
か :ls
コマンドを叩いて確認します。
バッファの表示について、詳しくは :h ls
などでヘルプを確認すれば詳細はわかるかと思います。
このバッファで表示された際、添字として数字がついています。このバッファを開くためには :b [N]
のように数字を指定することによって開くことができます。
上にある画像を例にすると、 get.go
というバッファを開くためには :b 1
とするか :b #
とすることによって開きます。
タブ
タブもとても便利です。ただ、バッファを使いこなせばGUI用の上位互換でしかないのかなという印象にもなるので、バッファを使いこなすことがピュアな Vim を使うための大事な一歩だと思います。
GUI の Vim を使っている場合はタブをクリックすることにより、そのタブを開くことができるので、GUI用なのかなという気持ちもあります。
補完
Vimプラグインには強力な補完が存在していますが、私は補完をするときのロードによって起こる若干の引っかかりがとても気になるため、デフォルトのキーワード補完以外は使用していません。
ただ、オムニ補完はもっと使った方が良いなとは思っており、私は golang を主に実装するのですが、これから述べることにも書きますが、 GoDoc を開きながら実装することもしばしばあるので、そこは自身の課題として少し思っています。
が、キーワード補完便利過ぎる…(ふだん、他の補完を使用している人には機能として薄いと思われていると思いますが…)
Vim with golang
※これはカスタマイズしてる Vim
そもそも、ここまでシンプルに Vim を使うことになった理由は golang のシンプルさが関係している気がします。キーワード補完も、バッファに対象となるキーワードが存在することによって補完できるため、 GoDoc を用いながら実装をしています。
また、ほとんど golang の構文や関数を覚えているので、ぶっちゃけると GoDoc やシンタックスハイライトは目に見える情報としてなくても実装できる が正直なところとしてあります。
目に見える情報でコーディングするのも大事ですが(不具合を出さない点で)、環境を依らずに実装できるのも楽なのでオススメ(?)です。
おわりに
Vim をカスタマイズしなくとも golang は実装できるので、下記の画像にある状態でも実装を進めていたりします。
実装したあと、インデントに関しては gofmt -s -w get.go
のようにしてフォーマッティングすれば良いため、あとは普通に実装が通るか否か、実装が間違えていないかの問題でしかありません。
普段、高級エディタに慣れている人も、たまにはプレインなエディタに戻ってみるのもアリだと思って Vim を触ってみましょう。
リソース
【Git】コミットメッセージのスペルチェック
この記事は Git Advent Calendar 2016 - Qiita の8日目の記事です。
スペルチェッカー - aspell
スペルチェックをするために aspell というスペルチェッカーを使用します。
インストール on macOS
macOS では Homebrew 🍺 を使ってインストールします。
# To install aspell $ brew install aspell # make sure that the aspell has been installed. $ which aspell /usr/local/bin/aspell
インストール on Debian
Debian しか使っていないものでして…
# To install apell $ apt-get install aspell -y # make sure that the aspell has been installed. $ which aspell /usr/bin/aspell
使い方
list
コマンドを使用して、STDIN から文字列を流します。
# Test (Typo beautifl) $ echo What a beautifl sky | aspell list beautifl
上の例では beautiful をわざとタイポしています。
Git フック
どのタイミングで検証をするかはやはり Git フックで対応することになりますが、pre-commit などのクライアントサイドフック はよくあるので今回はサーバーサイドフックを使用します。
サーバーサイドフック
サーバーサイドフックスクリプトは知らない人は結構いる気がします。GitHub で特定のブランチのフォースプッシュを禁じる設定があると思いますが、あれはサーバーサイドフックが設定されているからです。
クライアントサイドフックの他に、いくつかのサーバーサイドフックを使うこともできます。これは、システム管理者がプロジェクトのポリシーを強制させるために使うものです。これらのスクリプトは、サーバへのプッシュの前後に実行されます。pre フックをゼロ以外の値で終了させると、プッシュを却下してエラーメッセージをクライアントに返すことができます。つまり、プッシュに関するポリシーをここで設定することができるということです。
サーバーサイドフックには下記の3種類存在しています。
- pre-receive
- post-receive
- update
pre-receive, post-receive フック
クライアントからのプッシュを処理するときに最初に実行されるスクリプトが pre-receive で、処理が終了した後に実行されるのが post- receiveです。スクリプトは、プッシュされた参照のリストを標準入力から受け取り、ゼロ以外の値で終了させるとプッシュが却下されます。post-receive フックについては処理の完了通知などに使うことができます。
update フック
update フックは pre-receive フックと似ていますが、pre-receive と違うのは複数のブランチへのプッシュがあったときにブランチ単位でそれぞれ一度ずつ実行されます。
スペルチェック方法
1. pre-receive
下記のスクリプトを .git/hooks/pre-receive に記述します。
#!/bin/sh which aspell > /dev/null if [ ! $? -eq 0 ] ; then exit 0 fi while read oldrev newrev refname do misspelled=`git log --format=%B -n 1 "$newrev" | aspell list` if [ -n "${misspelled}" ] ; then echo >&2 "Possible misspelled words in the commit message:" for e in $misspelled; do echo >&2 " - ${e}"; done exit 1 fi done
2. コミットメッセージ例
今回、下記のようなコミットメッセージを用意しました。beautiful をタイポしています。
$ git log commit f4eb3de Author: Shintaro Kaneko <kaneshin0120@gmail.com> Date: Thu Dec 8 14:03:37 2016 +0000 Initial commit: What a beautifl sky
3. git push
下記のようにプッシュを行うと、メッセージとともにプッシュがリジェクトされます。
$ git push origin master Counting objects: 1, done. Writing objects: 100% (1/1), 190 bytes | 0 bytes/s, done. Total 1 (delta 0), reused 0 (delta 0) remote: Possible misspelled words in the commit message: remote: - beautifl To /home/kaneshin/foo/rem ! [remote rejected] master -> master (pre-receive hook declined) error: failed to push some refs to '/home/kaneshin/foo/rem'
おわりに
pre-commit とかでは個人の環境に依ってしまうので、サーバーサイドフックでカバーできるところは積極的にカバーしていきたいものです。
たまに尾道
この記事はたまに広島 Advent Calendar 2016の6日目の記事です。
生活圏は東京都心に住んでいますが、広島の尾道は昔から気になっていて、今年、初めて訪れることができました。 気になっていた大きな理由として、大林宣彦監督の『ふたり』と小林俊彦先生の『ぱすてる』がとても好きだからです。
ちなみに、私はまだ28歳なので『ふたり』が好きなのは親の影響が大きいですね…同年代の友人で知ってる人は居ないですね…
ふたり
『ふたり』は、赤川次郎の小説。1989年1月新潮社刊。事故死してしまったしっかり者の姉と、姉に頼ってばかりいた妹との、奇妙な共同生活を温かくつづる。大島弓子がカバーイラストを手がけた。
大林宣彦監督が『新・尾道3部作』の第1作として1991年に劇場公開されています。私は VHS か Beta のどちらかで見た記憶があります。(20年くらい前)
上の動画にも出てきますが、『ふたり』で有名な電柱も探し出しました。
土堂小学校の付近の横道を少し先に進むと突然現れます。ここで撮影している人は絶対に『ふたり』好きでしょうね。
ぱすてる
- 作者: 小林俊彦
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『ぱすてる』 (Pastel) は小林俊彦によるラブコメディ漫画作品。2002年より『週刊少年マガジン』で連載を開始し、後に『マガジンSPECIAL』に掲載誌を移し、連載中。
『ぱすてる』を読んでから尾道に訪れると色々なところで「あ!ココ見たことある!」という状況になるので、是非、『ぱすてる』を読み込んでから訪問してもらいです。
新久千映
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そういえば、他にも新久千映先生の書いている漫画も好きなので、この本を読むたびに色々と巡ってみたい気持ちになります。
尾道と広島
時間があれば積極的に訪れたいですし、厳島神社などのメジャーな観光地にも訪れたいので来年も数回旅行しようかと考えています。 どこかオススメのところがあれば教えてもらいたいです!
最適化理論とカーマーカー特許と歴史
この記事は 数学 Advent Calendar 2016 - Qiita の6日目の記事です。
大学生の頃、ORを専攻していたため最適化理論について登壇した経験があります。
時々は最適化理論のことを書いて、最適化理論をアピールしようかと思います。
単体法について
最適化理論についての概要を知りたい場合は先ほどのリンクにあるスライドや動画を参照することをオススメします。 さて、線形計画問題の解法の一つに Dantzig 教授によって提案された単体法(シンプレックス法)という有限回で最適解に到達するということが保証されたアルゴリズムが有名です。 有限回で最適解に到達するのが保証されている理由は、最適解が端点に現れることを利用しているためです。
単体法の問題点
有限回で最適解に到達することが保証されているのですが、制約式の本数が増えることによって計算時間が指数関数的に膨大になる可能性があります。
カーマーカー法について
単体法に対して、1984年にカーマーカー法の発表によって注目されるようになった内点法は大規模な線形計画問題をより効率的に解くことが期待されています。この内点法は制約領域の内部を通って最適解に近づく方法であり、その計算時間が多項式オーダーに留まることが理論的に保証されています。
カーマーカー特許の概要
このカーマーカー法は優れているのですが、カーマーカーはカーマーカー特許として線形計画法の解法に関する特許を取得しています。このカーマーカー特許はアルゴリズム特許の代表例で、カーマーカーと米国のAT&T社がその特許を取得し、当時は「アルゴリズムが特許となり得るのか」といった社会問題となって物議を醸したことでOR界隈では有名になっています。
カーマーカー法の歴史
年 | 出来事 | 詳細 |
---|---|---|
1985 | カーマーカー特許申請(米) | カーマーカーとAT&Tが数学理論(数式)の特許を申請。アメリカは先発明主義のため顕在化せず。 |
1986 | カーマーカー特許申請(日) | カーマーカー氏とAT&Tが日本に特許申請。 |
1988 | カーマーカー特許申請認可(米) | 数学理論(数式)が始めて特許認定される。 |
1989 | AT&TがKORBXを発売 | アフィン変換法を用いたソフトを890万ドルで発売。 |
1990 | XMPがOB1を発売 | 内点法を用いたソフトを5万ドルで発売。AT&TがXMPに対し、OB1はカーマーカー特許に抵触すると警告し、売上5%の特許使用料を支払うことで和解。 |
1991 | カーマーカー特許申請拒絶(日) | カーマーカー特許は計算手法そのものであるという理由で拒絶。これに対し、AT&Tは審判請求。 |
1993 | カーマーカー関連特許申請公告(日) | 1991年の請求により逆転審判。これに対し、異議申立てが出される。 |
1998 | カーマーカー関連特許無効審判請求 | 無効審判の請求は成り立たないとの審決。は不成立との審決(日) |
1999 | カーマーカー関連特許無効審判請求 | 審判請求人が審決の取り消しを求める裁判を提起。不成立審決の取り消し要求裁判(日) |
おわりに
数学やアルゴリズムは研究が積み重なることによって、改良されていく分野なのですが、特許として囲まれてしまうとその発展が閉ざされるのではないかと若干不安になります。
リソース
もっと詳しく知りたい方はこちらの書籍を参考にしてみてください。
今野浩,カーマーカー特許とソフトウエア,中公新書
カーマーカー特許とソフトウェア―数学は特許になるか (中公新書)
- 作者: 今野浩
- 出版社/メーカー: 中央公論社
- 発売日: 1995/12
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伊庭 斉志,システム工学の基礎―システムのモデル化と制御,数理工学社
システム工学の基礎―システムのモデル化と制御 (新・情報 通信システム工学)
- 作者: 伊庭斉志
- 出版社/メーカー: 数理工学社
- 発売日: 2007/08
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